淡色 野菜
●三和町渡戸地区 ●平下大越地区
栽培に手間がかからないといわれるニラは、戦後しばらくの間は八百 屋などで買う野菜ではなく、畑や庭の片隅に植えて、必要な時に必要な 分を刈り取って利用する、常備菜(じょうびさい)的な存在でした。 在来種のニラは、小ぶりなものが多く日持ちもしません。三和 町渡戸地区の畑の一角で栽培されているニラは、来歴は不明です が、明治時代から株分けして代々栽培されてきたものです。
ニ ラ
葉の高さが30cm ほどで収穫。刈り取った後 にすぐ新芽が出る
収穫後は外側の硬めの葉を落とし、内側の 3 〜 4 本程度の若く軟らかいニラだけをより分ける
主な産地
生産の歴史的由来
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特 徴
ニラは採種した種を蒔いても栽培はできますが、主な栽培方法は、 株分けによるものです。
温暖になった3月頃に化成肥料、油粕、堆肥を施して混和し、 幅50cm、高さ10cm ほどの畝立をします。4月下旬から5月下旬 にかけて、越冬した株を4~5本の小株にして15cm の株間で植え付 けし、たっぷりと水を与えます。
収穫は、葉の高さが30cm ほどで根元から3~4cm 残して、白 部と緑部の境目より1. 5cm ほど下のところを刈ります。刈り取った ところに化成肥料を撒き、畝を浅く耕して再生させると、1週間後に は5cm 以上もの新芽が出てきます。ニラは1年に畳1帖分の長さは 穫れるといわれており、年4~5回は収穫可能です。収穫後のお礼肥
(おれいごえ)として冬を越す前に追肥して、次の年の株を養生します。 霜が降りると地上部は枯れますが、地下の鱗茎(りんけい)は耐寒性 が強く、越冬することができます。
ニラは尿素と水で育つといわれ、乾燥がひどいときは適宜かん水 する必要があることに注意してください。また、何年も植え替えな いでいると葉が細くなり、品質が劣ってきますので、3~4年収穫 したら株を掘り起こし、小株にして植え替えます。
代表的な栽培方法
葉の形は一般的に見られるニラより細く5mm ほどで、はかま(葉の 付け根部分)が長く、葉の色は濃緑色です。畑でしっかりと手間ひ まを惜しまず育てられているだけあり、肉厚で香りが強く、茹でる とシャキシャキした歯切れで、ほのかな甘い食感が特徴です。日持 ちがせず、朝に収穫したニラは夕方にはしおれてしまうため、主に 自家消費用に栽培されておりますが、旬の収穫期には地元の直売所 で販売もしています。
在来作物と伝統・食・文化
ニラ玉のお吸い物
① ダシ汁に塩、しょう油で味を調える
② ①へ5cmの長さに切ったニラを入れ10〜15秒ほどさっと茹でる (一般のニラよりすぐに火が通ります)
③ 溶き卵を回すようにさっと入れ、軽くかき混ぜてふわっと浮いたら 火を止める
作り方
●ニラ ●卵 ●ダシ ●塩 ●しょう油 材 料
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